北朝鮮 局面転換図り挑発の可能性=韓国統一相
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2017.02.23 16:54
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の洪容杓(ホン・ヨンピョ)長官は23日の国会外交統一委員会で、北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件をめぐり、「北が局面転換のため誤った判断から挑発に出る可能性がある」との見解を示した。その上で「あらゆる可能性について緊密に対応する」と強調した。
洪氏は北朝鮮の新たな挑発行為に備え万全の態勢を確立すると強調。国家安全保障会議(NSC)などで状況を共有し政府を挙げて対策を協議すると説明した。
また、金正男氏が殺害される前に亡命政府樹立を進めていたとの情報について質問されると、「過去に一部の脱北者団体が動いたものの中断されたと聞いている」と述べた。その上で、韓国政府は北朝鮮の亡命政府樹立に同意しないとの立場を示した。
ikasumi@yna.co.kr