韓国高官「北テロ国家再指定の動き進む」 正男氏殺害で
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2017.02.24 10:26
【ワシントン聯合ニュース】韓国政府高官は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件に伴い、米国による北朝鮮のテロ支援国家再指定に向けた動きが進むとの見解を示した。米ワシントンで23日(米東部時間)に開かれた韓国メディアの特派員との懇談会で述べた。
同高官は「米国で北をテロ支援国家に再指定するための動きは続いていたが、これまでモメンタム(勢い)が形成されなかった」と指摘した。
また、米下院議員の主導の下、北朝鮮をテロ支援国家に再指定する法案が提出されていることにも触れ、再指定に向けた環境が既に形成されていると強調した。
テロ支援国再指定が北朝鮮に与える実質的な影響は小さいとの指摘もあるが、再指定自体は「象徴的に大きな意味がある」と述べた。
米政府は大韓航空機爆破事件の翌年の1988年1月に北朝鮮をテロ支援国家に指定したが、2008年10月、北朝鮮が核検証に合意したことで解除した。
hjc@yna.co.kr