韓国スピードスケート アジア大会で過去最高成績=平昌に期待
【帯広聯合ニュース】第8回冬季アジア札幌大会で、韓国のスピードスケート代表チームは李承勲(イ・スンフン)が韓国人選手初の4冠を達成するなど金メダル計6個を獲得し、過去最高の成績を収めた。
韓国スピードスケート代表は同種目14個の金メダルのうち、6個を獲得した。これは開催国・日本(金メダル7個)に次ぐ。
男子5000メートルと1万メートル、団体追い抜き、マススタートで優勝し、アジアの頂点に立った李承勲は、「これまで5000メートルと1万メートルは記録が伸び悩み興味を失っていたが、今大会を通じて自信を取り戻した」と語った。
また弱冠17歳のキム・ミンソクの活躍も目立った。キム・ミンソクは団体追い抜き、男子1500メートルの2種目で優勝し、マススタートでは銅メダルに輝いた。
五輪女王の李相花(イ・サンファ)は右ふくらはぎの負傷を抱えながらも女子500メートルで銀メダルを手にした。宿敵の小平奈緒に敗れたものの、来年2月の平昌五輪までにコンディションが回復すれば十分に勝算がある。
キム・ボルムも女子5000メートルで金、3000メートルと団体追い抜きで銀、マススタートで銅メダルを獲得した。
スピードスケート韓国代表チームが今大会を通じて得た最も大きな成果はチームワークだ。
特に男子代表は、李承勲の負傷をものともしない闘志とイ・ジンヨンがマススタートで見せた自己犠牲の精神が光り、選手間の絆が一層強まった。
李承勲は団体追い抜きで向かい風によって体力を奪われやすい先頭のポジションを長い間守り、6周のうち3周で先頭に立った。
マススタートではイ・ジンヨンとキム・ミンソクが競技序盤から速度を上げて先頭を追走し、向かい風を受けた。
李承勲は「団体追い抜きだけでなく、マススタートでもチームワークの重要性を痛感した」と話した。
今大会を通じて多くのことを学んだ韓国代表のメンバーは24日に帰国し、各自の所属チームに復帰する。
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