韓米日 正男氏殺害事件めぐり「緊密に調整」
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2017.02.28 09:32
【ワシントン聯合ニュース】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の韓国と米国、日本の首席代表は27日(現地時間)、米ワシントンで会合を開き、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件への対応を緊密に調整することで一致した。
会合には韓国の金ホン均(キム・ホンギュン)外交部朝鮮半島平和交渉本部長、米国のジョセフ・ユン国務省北朝鮮担当特別代表、日本の金杉憲治・外務省アジア大洋州局長が出席した。
韓国側は正男氏殺害事件について、国際的に禁止された化学兵器が使われたことは国際規範の著しい違反であり、反人権的な犯罪という面から国際社会が強力に対応する必要があると強調した。
3カ国代表は北朝鮮の新型中距離弾道ミサイル「北極星2」の発射実験が大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射の前段階である可能性が高いいとの認識で一致し、強い警告メッセージを発信するとともに対応の徹底を図ることにした。
3カ国代表はこうした内容を盛り込んだ共同声明を採択し、早い時期に次回の会合を開くことにした。
kimchiboxs@yna.co.kr