NAVERとLINE AIプラットフォーム初公開
【バルセロナ聯合ニュース】韓国インターネットサービス大手NAVER(ネイバー)と子会社LINE(東京・渋谷)が共同開発を進める人工知能(AI)プラットフォームが1日(現地時間)、スペイン・バルセロナで開催中のモバイル機器見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」を通じ初めて公開された。
このAIプラットフォーム「Clova」は、NAVERから分社化したNAVER LABSのAI「AMICA」のアップグレードバージョンで、人の五感を生かしたAIプラットフォームを目指している。
LINEの出澤剛社長は「音声、ビジュアル、対話型エンジンなどさまざまなAI技術を結集したプラットフォーム」と紹介した。音声中心のAIプラットフォームから一歩進み、より幅広く感覚を認知する方向へと拡張する方針だ。
Clovaは人の五感にあたるClovaインターフェースと、頭脳にあたるClovaブレーンが中核をなす。Clovaブレーンは自然言語処理や対話管理、人工神経回路網の機械翻訳・検索などのモジュールとエンジンを結びつけたもので、Clovaインターフェースで認知された状況を自動的に分析し、結果を提示する。豊富なビッグデータを基に、それぞれの地域文化と消費者に適したサービスを提供することになるという。
NAVERとLINEはデバイスやアプリ、サービス、コンテンツの独自開発を進めながら協力会社を順次増やした後、外部にプラットフォームを開放する計画だ。
また、Clovaを取り入れたスマートフォンアプリを4~5月、スマートスピーカー「WAVE」を初夏、スマートディスプレー「FACE」を秋に、日本と韓国で発売する計画も明らかにした。ソニーやLG電子、タカラトミーなどの企業と協力し、Clovaを活用したデバイスやサービスの公開も予定している。
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