在韓米軍関係者 THAAD配備予定地を初視察
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2017.03.03 11:41
【星州、金泉聯合ニュース】在韓米軍の関係者が3日、米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」が配備される韓国南部・慶尚北道星州郡のゴルフ場を訪れた。THAADのレーダーやミサイル発射装置の位置などを検討するため現場を見て回った。
在韓米軍関係者がここを視察するのは初めて。韓国軍当局は「敷地供与を受ける前の現場確認という程度」と話す。
韓国国防部は2月28日、同ゴルフ場を保有していたロッテと契約を交わして国防部の用地とし、軍事保護区域に指定した。きょう3日のうちに、フェンスの設置など軍事保護区域として管理するための作業を終える。韓国政府は敷地供与に向け、米国との協議手続きにも入った。
一方、ゴルフ場の入口付近では、THAADが同地に配備されることに反対する住民が1人ずつ交代でデモを行っている。この日午後2時から市民団体が反対集会を開く予定だ。近くの宗教団体の信者も参加する。
夕方には星州郡庁前の駐車場と、星州郡に隣接する金泉市の金泉駅前広場でも集会が開かれる。警察は約1000人を配置し万一の事態に備える。
mgk1202@yna.co.kr