マレーシア追放の北朝鮮大使「極端な措置に遺憾」
記事一覧
2017.03.06 19:55
【クアラルンプール聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏の殺害事件に関連し、マレーシア政府から国外追放を通告された北朝鮮の姜哲(カン・チョル)駐マレーシア大使は6日、追放措置に対し強い遺憾の意を表明した。
姜大使は同日午後、出国するため訪れたクアラルンプール国際空港で報道陣に対し「マレーシア政府が42年の親善関係の歴史にふさわしくない極端な措置を取ったことを遺憾に思う」と述べた。
正男氏殺害事件発生後、マレーシアの捜査当局と政府を批判する発言を繰り返したことについて「私が記者会見で発言した内容は朝鮮民主主義人民共和国特命全権大使として、マレーシア政府がわれわれの承認と立ち会いのないまま(正男氏の)司法解剖を強行し、証拠もなしにわが国民を逮捕し、わが共和国を標的にして調査したことに対する正当な立場表明だ」と主張した。
マレーシア外務省は4日、姜大使を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」として国外追放すると発表。48時間以内に出国するよう求めた。
hjc@yna.co.kr