北朝鮮「戦略軍火星砲兵部隊」とは 昨年7月に初登場
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2017.03.07 09:47
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮で6日午前、弾道ミサイルを続けざまに発射した朝鮮人民軍戦略軍火星砲兵部隊の実体に関心が集まっている。
北朝鮮の朝鮮中央通信は7日、「朝鮮人民軍戦略軍火星砲兵部隊の弾道ロケット(ミサイル)発射訓練が(6日に)行われた」と報じ、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が立ち会ったと伝えた。
韓国政府当局はこの部隊について、北朝鮮のミサイル戦力をまとめる戦略軍に所属し、弾道ミサイルの運営や開発を担っていると推定している。
「火星」という名称は、北朝鮮でのミサイルの呼称と関連があるようだ。北朝鮮ではミサイルを火星5、火星6、火星7、火星10、火星13などと呼んでおり、「ノドン」や「ムスダン」などはいずれも外国が付けた名称だ。
火星砲兵部隊は昨年7月、北朝鮮メディアに初めて登場した。朝鮮中央通信などはこのとき、「スカッド」やノドンと推定される弾道ミサイル3発を発射した主体が同部隊だったと伝えた。時期的に考えると、北朝鮮が昨年5月の党大会などを経て戦略軍の組織を再編し、火星砲兵部隊を新設した可能性もある。
tnak51@yna.co.kr