韓国大統領府が朴氏の写真撤去 広報館の展示は据え置き
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2017.03.14 12:10
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)は14日、憲法裁判所の10日の罷免決定で朴槿恵(パク・クネ)前大統領が失職したことを受け、内部の建物に掲示していた朴氏の写真の撤去を進めていると明らかにした。大統領の記者会見場や記者室のある「春秋館」に掲示されていた朴氏の海外歴訪や行事出席時の写真は全て取り外され、本館や秘書棟の写真も撤去が進んでいる。
また、罷免決定後も公式ホームページに朴氏の演説文や動画が掲載されているとの批判を受け、13日からサイトの改編作業も進めている。動画投稿サイト「ユーチューブ」などの青瓦台広報アカウントも、コンテンツを閲覧できないように措置を取った。
ただ、青瓦台広報館「サランチェ」にある朴氏の写真は、次期政権が改装工事を行うまでそのまま掲示される見通しだ。同所には朴氏だけでなく歴代大統領の公務の様子などを写真で紹介するコーナーがある。
ある関係者は、サランチェは新政権発足後にコンセプトに合わせて改装工事が行われてきたとし、「歴代大統領に関する展示空間であり、改装には予算がかかるため、展示写真に大きな変更はないだろう」と話した。
tnak51@yna.co.kr