北朝鮮に核放棄の意思なし 「無謀さ露呈」=韓国外交部
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2017.03.14 16:48
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は14日の定例会見で、北朝鮮国連代表部が核開発計画の放棄が目的の対話には関心がないと主張したことについて「北が核放棄の意思が全くないことをあらためて強調し、無謀さを露呈した」と指摘した。
趙氏は、北朝鮮に対する国際社会の全方位的な圧力が強化され、ティラーソン米国務長官の来韓も目前に迫っていることに触れながら北朝鮮の姿勢について言及した。
北朝鮮のキム・インリョン国連次席大使は13日(米東部時間)、「核開発計画を放棄させることが目的のいかなる対話にも関心がない」と述べ、北朝鮮の核開発の意思をあらためて示した。
趙氏は、米新政権の対北朝鮮政策に関する検討が最終段階に差し掛かり、韓米日3カ国は共同の北朝鮮対応策を講じるため緊密な協議を持続させているとした上で、「このような時期にティラーソン氏が韓日を訪問することは、韓米日共同の対北朝鮮政策を講じる上で重要な分水嶺(れい)になる」との見方を示した。
ティラーソン氏は日本訪問に続き17日から2日間の日程で韓国を訪れる。黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相を表敬訪問し、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官と会談する予定だ。
hjc@yna.co.kr