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≪崔被告の国政介入疑惑から朴前大統領の検察出頭まで≫

記事一覧 2017.03.21 15:00

≪崔被告の国政介入疑惑から朴前大統領の検察出頭まで≫

朴前大統領 容疑者として出頭
朴前大統領 容疑者として出頭

韓国の憲政史上初めて憲法裁判所の罷免決定により失職した朴槿恵(パク・クネ)前大統領に対する検察の事情聴取が始まった。容疑者としてソウル中央地検に出頭した朴氏は報道陣の前で「国民の皆さんに申し訳ない。誠実に検察の聴取に応じる」と述べた(写真共同取材団)=21日、ソウル(聯合ニュース)
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◇2014年

▼4月8日:新政治民主連合(現共に民主党)の安敏錫(アン・ミンソク)国会議員が国会質疑で、朴槿恵(パク・クネ)大統領(当時、以下同じ)の親友、崔順実(チェ・スンシル)氏の娘で馬術選手のチョン・ユラ氏が馬術の韓国代表選考会で特別待遇を受けた疑惑を提起

▼9月15日:朴大統領とサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が面談

◇2015年

▼7月25日:朴大統領が李在鎔氏との2回目の面談で大韓乗馬協会への支援と、崔氏が実質支配した文化支援財団「ミル財団」とスポーツ支援財団「Kスポーツ財団」への資金拠出を要求

▼8月26日:サムスン電子が、崔氏とチョン氏がドイツに設立した現地法人「コレスポーツ」と約213億ウォン(現在のレートで約21億円)規模のコンサルティング契約を締結

▼9~10月:サムスン電子がコレスポーツに280万ユーロ(現在のレートで約3億4000万円)を送金するなど約80億ウォンを支給

▼10月26日:サムスングループがミル財団に125億ウォンを拠出

▼10月~2016年3月:サムスン電子が、崔氏のめいのチャン・シホ氏が運営する韓国冬季スポーツ英才センターに16億2800万ウォンを支援

◇2016年

▼1月12日:サムスングループがKスポーツ財団に79億ウォンを拠出

▼2月15日:朴大統領が李在鎔氏と3回目の面談

▼10月24日:韓国のテレビ局、JTBCが崔氏の国政介入疑惑を報道。崔氏のものと推定されるタブレット端末を公開

▼10月25日:朴大統領が崔氏をめぐる疑惑で国民に謝罪

▼10月26日:検察がミル財団、Kスポーツ財団、崔氏の自宅、崔氏側近のチャ・ウンテク氏の自宅など9カ所を家宅捜索

朴槿恵氏待つ報道陣
朴槿恵氏待つ報道陣

朴槿恵(パク・クネ)前大統領が聴取を受けるため出頭するソウル中央地検には21日早朝から多くの報道陣が詰め掛けた。朴氏は午前9時半に出頭予定=21日、ソウル(聯合ニュース)
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▼10月27日:検察、崔氏をめぐる疑惑を捜査するため特別捜査本部を設置

▼10月29日:検察、青瓦台(大統領府)の家宅捜索を試みるも、青瓦台が拒否し撤収

▼10月31日:検察、容疑者として崔氏から事情聴取

2016年10月31日、事情聴取を受けるためソウル中央地検に出頭したときの崔氏=(聯合ニュース)

2016年10月31日、事情聴取を受けるためソウル中央地検に出頭したときの崔氏=(聯合ニュース)

▼11月3日:検察、職権乱用権利行使妨害(共犯)や詐欺未遂の容疑で崔氏を逮捕

▼11月4日:朴大統領が崔容疑者の国政介入疑惑で国民に2回目の謝罪。検察と特別検察官の捜査を受け入れる立場を表明

▼11月6日:検察、崔容疑者と共謀し大企業に巨額の寄付を強要した職権乱用などの疑いで安鍾範(アン・ジョンボム)前青瓦台政策調整首席秘書官を、公務上秘密漏えいの疑いでチョン・ホソン前青瓦台付属室秘書官をそれぞれ逮捕

▼11月11日:検察、職権乱用や共同強要、横領などの疑いでチャ・ウンテク氏を逮捕

▼11月12日:検察、参考人として現代自動車の鄭夢九(チョン・モング)会長、ハンファグループの金升淵(キム・スンヨン)会長から事情聴取

▼11月13日:検察、参考人として李在鎔氏、CJグループの孫京植(ソン・ギョンシク)会長、LGグループの具本茂(ク・ボンム)会長、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長、韓進グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長から事情聴取

▼11月15日:検察、参考人として韓国ロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)会長から事情聴取

▼11月20日:検察、崔容疑者、安鍾範容疑者、チョン・ホソン容疑者を起訴

▼11月29日:朴大統領が国民に3回目の謝罪。「進退問題を国会の決定に任せる」との立場を表明

2016年11月29日、朴大統領は3回目の国民向け談話を発表し、崔被告をめぐる一連の疑惑について謝罪した=(聯合ニュース)

2016年11月29日、朴大統領は3回目の国民向け談話を発表し、崔被告をめぐる一連の疑惑について謝罪した=(聯合ニュース)

▼11月30日:朴大統領、崔被告による国政介入事件を捜査する特別検察官に朴英洙(パク・ヨンス)元ソウル高検検事長を任命

自宅に到着
自宅に到着

韓国憲法裁判所の罷免宣告を受けて10日に失職した朴槿恵(パク・クネ)前大統領が、青瓦台(大統領府)の官邸を出てソウル・三成洞にある自宅に到着した。自宅前には支持者数百人が集まり、「朴槿恵」と連呼した。朴氏は笑顔で手を振って応えた。また、元参謀たちや自らに近い国会議員と握手を交わして自宅に入った=12日、ソウル(聯合ニュース)
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▼12月3日:野党3党(共に民主党、国民の党、正義党)が朴大統領の弾劾訴追案を発議

▼12月8日:検察、職権乱用や強要などの罪でチャン・シホ容疑者を起訴

▼12月9日:朴大統領に対する弾劾訴追案が国会本会議で可決。憲法裁判所に弾劾訴追議決書提出

▼12月20日:特別検察官チーム(以下、特別検察)が請求したチョン・ユラ氏の逮捕状を裁判所が発付

▼12月21日:特別検察が正式に捜査開始。サムスングループによる多額の資金提供疑惑に絡んで国民年金公団の基金運用本部など10数カ所を家宅捜索。チョン・ユラ容疑者を指名手配

▼12月27日:特別検察、チョン・ユラ容疑者の国際手配(赤手配書の発行)を国際刑事警察機構(ICPO)に要請

▼12月28日:特別検察、サムスングループが絡む疑惑をめぐり、前保健福祉部長官で国民年金公団の文亨杓(ムン・ヒョンピョ)理事長を職権乱用、権利行使妨害などの容疑で緊急逮捕

◇ 2017年

▼1月1日:朴大統領が青瓦台で報道陣と新年あいさつを兼ねた懇談会を開き、弾劾理由を完全否定

▼1月4日:特別検察、デンマークで1日(現地時間)に身柄を拘束されたチョン・ユラ容疑者の韓国送還に向けた犯罪人引き渡し手続きを開始

▼1月7日:特別検察、崔被告の自宅などを家宅捜索

▼1月10日:特別検察、崔被告の別のタブレット端末を確保

▼1月12日:特別検察、李在鎔氏の事情聴取実施

▼1月16日:特別検察、李在鎔氏の逮捕状請求

▼1月19日:ソウル中央地裁、李在鎔氏に対する逮捕状請求を棄却

▼1月21日:特別検察、朴槿恵政権に批判的な芸術家や俳優ら文化・芸術界関係者をリストアップした「ブラックリスト」が作成されていたとの疑惑をめぐり金淇春(キム・ギチュン)元大統領秘書室長と趙允旋(チョ・ユンソン)文化体育観光部長官を逮捕

大統領府が朴槿恵氏の写真撤去
大統領府が朴槿恵氏の写真撤去

韓国憲法裁判所の10日の罷免決定で朴槿恵(パク・クネ)前大統領が失職したことを受け、青瓦台(大統領府)が内部の建物に掲示していた朴氏の写真の撤去を進めている。青瓦台春秋館に掲示されていた朴氏の写真(左)と撤去後=14日、ソウル(聯合ニュース)
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▼1月22日:ソウル中央地裁、特別検察の出頭要請を数回にわたり拒否した崔被告の逮捕状を発付

▼1月25日:特別検察、崔被告の逮捕状を執行

▼2月3日:特別検察が青瓦台の家宅捜索を試みたが立ち入りを拒否され撤収

▼2月7日:特別検察、金淇春容疑者と趙允旋容疑者を起訴

▼2月10日:特別検察、青瓦台が家宅捜索を拒否したことは違法だとして、青瓦台側の捜索不承認処分停止を求めソウル行政裁判所に申し立て

▼2月14日:特別検察、李在鎔氏の逮捕状を再請求

▼2月15日:特別検察、チョン・ユラ容疑者の梨花女子大不正入学をめぐり、同大学の崔京姫(チェ・ギョンヒ)総長を逮捕

▼2月16日:特別検察、黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相に捜査期間の延長申請書を提出

▼2月16日:ソウル行政裁判所、青瓦台側の捜索不承認処分停止を求めた特別検察の申し立てを却下

▼2月17日:特別検察、朴大統領らに巨額の賄賂を提供し、会社の金を横領した容疑などで李在鎔氏を逮捕

▼2月27日:黄首相、特別検察が求めた捜査期間延長を受け入れない方針を表明

▼2月27日:弾劾審理の最終弁論

▼2月28日:特別検察、李在鎔容疑者ら17人を起訴し、捜査終了。朴大統領を収賄の容疑者として立件する方針を発表

▼3月3日:特別検察、検察に捜査記録を引き継ぎ

▼3月6日:特別検察、最終捜査結果を発表

▼3月10日:憲法裁、弾劾審理の結果を発表。朴大統領の罷免を決定

▼3月15日:検察、朴前大統領に対し3月21日に出頭するよう要請

▼3月21日:朴前大統領、ソウル中央地検に容疑者として出頭

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