朴前大統領 約21時間の聴取終え帰宅
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2017.03.22 07:05
【ソウル聯合ニュース】韓国の憲政史上初めて憲法裁判所の罷免決定により失職した朴槿恵(パク・クネ)前大統領は22日午前6時55分、検察の事情聴取を終え、ソウルの自宅に戻った。
朴氏は21日午前9時24分ごろ、特別捜査本部が設けられたソウル中央地検に出頭した。同9時35分から始まった聴取は約14時間後の午後11時40分ごろ終わったが、検察が作成した尋問調書の確認に時間がかかった。通常、聴取後には弁護人と共に、尋問調書を確認し、本人の供述や趣旨と異なる内容を修正し、署名捺印する。
捜査本部は容疑者として出頭した朴氏に対し、収賄など13件の容疑について事実関係を確認した。
サムスングループから430億ウォン(約43億円)台の賄賂を受け取った容疑のほか、朴氏の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告が実質支配した文化、スポーツ財団に大企業が巨額を拠出する過程に関与した容疑などを集中的に追及したとされる。
検察は聴取内容と記録をまとめ、近く逮捕状の請求を検討する方針だ。
csi@yna.co.kr