韓国検察 地裁に朴前大統領の逮捕状請求
韓国検察 地裁に朴前大統領の逮捕状請求

憲政史上初めて憲法裁判所の罷免決定により失職した朴槿恵(パク・クネ)前大統領は22日午前6時55分、検察の事情聴取を終え、ソウルの自宅に戻った。前日午前9時半ごろに出頭してから21時間以上、聴取を受けるなどした。疲れた表情でソウル中央地検を出る朴氏=22日、ソウル(聯合ニュース)
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【ソウル聯合ニュース】韓国の検察特別捜査本部は27日、収賄や職権乱用などの容疑が持たれている朴槿恵(パク・クネ)前大統領の逮捕状を地裁に請求した。

憲政史上初めて憲法裁判所の罷免決定により失職した朴槿恵(パク・クネ)前大統領(右端)が22日午前6時55分、検察の事情聴取を終え、ソウルの自宅に戻った。前日午前9時半ごろに出頭してから21時間以上、聴取を受けるなどした。弁護士に伴われてソウル中央地検を出る朴氏=22日、ソウル(聯合ニュース)
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朴氏の容疑は収賄、職権乱用権利行使妨害、強要、公務上の秘密漏えいなど13件に上る。

韓国の憲政史上初めて憲法裁判所の罷免決定により失職した朴槿恵(パク・クネ)前大統領に対する検察の事情聴取が始まった。容疑者としてソウル中央地検に出頭した朴氏は報道陣の前で「国民の皆さんに申し訳ない。誠実に検察の聴取に応じる」と述べた(写真共同取材団)=21日、ソウル(聯合ニュース)
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昨年10月から11月にかけ、朴氏の親友の崔順実(チェ・スンシル)被告による国政介入疑惑を捜査した検察は、崔被告が実質支配した文化・スポーツ関連財団に対する大企業への資金拠出強要などについて朴氏を崔被告と共謀した容疑者と判断。8件の容疑を崔被告らの起訴状に記した。検察に続き、政府から独立して今年2月まで朴氏の疑惑を調べた特別検察官チームは、サムスングループからの収賄など5件の容疑を追加した。
朴氏は21日の検察の事情聴取で、崔被告と共謀したことはないとし、自身に関する容疑を全面否認した。だが検察は、法定刑が懲役10年以上となっている特定犯罪加重処罰法上の収賄などを含め容疑が13件と多く、有罪認定されれば重刑を免れないことなどから、逮捕状の請求は不可避と判断した。
tnak51@yna.co.kr