セウォル号から遺骨 296人目の犠牲者か
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2017.03.28 18:03
【珍島聯合ニュース】韓国の海洋水産部は28日、2014年4月16日に南西部の珍島沖で沈没した旅客船「セウォル号」の引き揚げ現場で、行方不明者とみられる遺骨の一部を発見したと発表した。
遺体はセウォル号を載せた半潜水式の船舶の上で見つかった。同船舶はセウォル号を陸地まで運ぶ。
セウォル号沈没事故では修学旅行中の高校生ら295人が死亡し、9人が依然行方不明となっている。14年10月28日に船内で高校生1人の遺体が見つかったのを最後に、犠牲者は発見されていないため、295人目の死亡者が発見されてから、883日ぶりの遺体収容となった。
現場には国立科学捜査研究院の職員や警察官らが派遣され、身元の確認作業を行っている。
遺体は木浦市内の病院に運ばれるという。今後は国立科学捜査研究院(国科捜)などによってDNA検査が行われるものとみられる。検査の結果、行方不明者であることが分かれば事故から約3年ぶりに家族のもとに戻ることになる。
yugiri@yna.co.kr