朴前大統領あす逮捕状審査に出席 直接釈明へ
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2017.03.29 09:16
【ソウル聯合ニュース】収賄などの容疑で逮捕状が請求された韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領が、逮捕状を発付するかどうかを決める審査に出席するため30日にソウル中央地裁に出頭する。同地裁と検察の関係者は29日、朴氏側の弁護士が前日に検察に対し朴氏の出席を伝えたことを明らかにした。朴氏は審査に出席しないとの見方もあったが、最悪の状況を避けるには出席するほうが良いと判断したようだ。
審査は30日午前10時半から行われる。
1997年に令状審査制度が導入されて以来、大統領経験者が出席するのは初めて。
裁判所は朴氏の出席に備え、警護などの問題の検討に入った。青瓦台(大統領府)警護室などと手順を協議するとみられる。
朴氏の支持者が裁判所前に集まりデモを行うなどの混乱も懸念される。警護室は一般人の出入りを規制し、事前に協議した上、一部の報道陣に限り所定の場所からの取材を認めることを検討している。
審査では、21日の検察による朴氏の聴取時と同様に、検察と朴氏側弁護団の激しい攻防が予想される。朴氏側は収賄や職権乱用などをすべて否認しており、審査でも容疑の適用は不当で、逮捕理由にも該当しないと主張するとみられる。
朴氏の容疑は13に上り、扱う内容も膨大なため、審査の結果が出るのは31日未明になるというのが大方の見方だ。朴氏は審査に出席した後、検察内の拘置監かソウル拘置所で結果を待つことになりそうだ。
mgk1202@yna.co.kr