朴前大統領が地裁到着 逮捕可否決まる令状審査に出席
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2017.03.30 10:21

韓国の憲政史上初めて憲法裁判所の罷免決定により失職した朴槿恵(パク・クネ)前大統領に対する検察の事情聴取が始まった。容疑者としてソウル中央地検に出頭した朴氏は報道陣の前で「国民の皆さんに申し訳ない。誠実に検察の聴取に応じる」と述べた(写真共同取材団)=21日、ソウル(聯合ニュース)
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【ソウル聯合ニュース】収賄などの容疑で逮捕状が請求された韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領が30日午前、逮捕状発付の可否を決める令状審査が行われるソウル中央地裁に到着した。朴氏は審査で自身の容疑をあらためて否定するとみられる。
審査では、まず検察が朴氏の容疑事実と逮捕が必要な理由を説明する。検察は朴氏の容疑が13に上り、事案が重大で証拠隠滅と逃走の恐れがある点を強調するとみられる。検察は27日に地裁に提出した逮捕状の請求書類で、このような内容を挙げて逮捕の必要性を強く主張した。
一方、朴氏の弁護側は逃走の恐れがなく、すでに共犯のうち相当数が逮捕されており、証拠隠滅の心配も少ないと反論する見込みだ。
検察と朴氏側の意見陳述や判事から朴氏への質問などは数時間で終わるとみられるが、審査は31日早朝まで続く可能性がある。逮捕状発付が決まれば、朴氏はすぐに拘束される。
sarangni@yna.co.kr