韓米日 北朝鮮のSLBMに備え初の潜水艦訓練
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2017.04.03 10:59
【ソウル聯合ニュース】韓米日の3カ国が3日、北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の脅威に対する初の対潜水艦戦合同訓練を開始する。
韓国国防部は同日、「海軍は3日から5日まで、済州南方の韓日間の公海上で米国・日本の海軍と共に対潜水艦戦訓練を実施する」と明らかにした。
同部は「今回の訓練は、SLBMの能力開発など北の潜水艦の脅威に対し韓米日が効果的な対応を保障できるよう、3カ国の潜水艦探索、識別、追跡能力を向上させるために計画された」と説明した。
訓練には韓国海軍の駆逐艦「姜邯賛」と対潜ヘリコプターのリンクス、米海軍のイージス駆逐艦「マッキャンベル」と対潜ヘリのMH60、海上哨戒機のP3、海上自衛隊の護衛艦「さわぎり」などが参加し、敵の潜水艦の探索・識別・追跡と関連情報を交換する練習を行う。
国防部は対潜水艦戦訓練について、昨年12月に韓米日の防衛実務者協議(DTT)で議論されてから初めて実施されると伝えた上で、「北の核・ミサイルの挑発の脅威に対する3カ国の強力な対抗意思を表すものだ」と強調した。
今年1月の朝日新聞の報道によると、韓米日DTTで米国と日本は軍事情報包括保護協定(GSOMIA)締結をきっかけに3カ国合同の対潜水艦戦訓練を行うことを提案したが、韓国側の反対で実現しなかったとされる。
そのため、韓国政府が韓中関係の悪化を憂慮したものとの観測も出たが、国防部は韓国の反対によるものではないと説明していた。
ynhrm@yna.co.kr