最高齢の慰安婦被害者が他界 生存者38人に=韓国
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2017.04.04 13:45
【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者のイ・スンドクさんが4日、死去した。99歳。韓国政府に登録された慰安婦被害者239人のうち存命者は38人に減った。2015年末の慰安婦問題をめぐる韓日合意後、9人が死去したことになる。
慰安婦被害者を支援する「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)の尹美香(ユン・ミヒャン)常任代表がフェイスブックで、イさんが4日午前7時半ごろ、老衰のため他界したと発信した。イさんは存命する被害者では最高齢で、ソウル市内にある被害者の共同生活施設で暮らしていた。
イさんは1934年に旧日本軍に連れて行かれ苦しみを味わい、1945年に日本による植民地支配からの解放(光復)を迎えると帰国した。
他の慰安婦被害者と共に日本で起こした裁判では1998年に初の賠償金支給の判決を勝ち取った。また、2015年末の韓日合意を受け、韓国政府を相手取り集団で損害賠償請求訴訟を起こした。
mgk1202@yna.co.kr