韓国政府 全国で施設の安全診断実施へ=地震受け
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2017.11.28 12:00

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日にマグニチュード(M)5.4の地震が発生した南東部の慶尚北道・浦項を訪れた。当初は発生直後に訪れる考えだったが、地震の影響で大学修学能力試験(日本のセンター試験に相当)が23日に1週間延期されたことなどからこの日の訪問となった。避難所で被災者を激励する文大統領=24日、浦項(聯合ニュース)
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15日午後にマグニチュード(M)5.4の地震が発生した南東部、慶尚北道浦項市に被災者への支援物資が到着した。到着した物資をボランティアらが運んでいる=16日、浦項(聯合ニュース)
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【ソウル聯合ニュース】韓国行政安全部は28日、南東部・浦項で発生した地震を受け、来年2月5日から3月30日までの54日間、約29万棟の施設を対象に「国家安全大診断」を行うと明らかにした。
同部は「国家安全大診断は政府、地方自治体、民間の専門家のほか、国民も参加して韓国社会全般の安全実態を集中的に点検する予防活動だ」とし、「安全教育、広報、キャンペーンなども合わせて推進する」と説明した。
今回の診断では安全管理が不十分な施設を集中的に点検し、浦項での地震で関心が高まっている学校施設や避難所の耐震設計についても全数調査を行う。
ynhrm@yna.co.kr