韓米の外交・国防当局 17日ワシントンで「核の傘」など協議
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2018.01.15 16:54
【ソウル聯合ニュース】韓国と米国は17日(米東部時間)、ワシントンで外交・国防当局による拡大抑止戦略協議体(EDSCG)を開催する。韓国の外交部と国防部が15日明らかにした。
韓国からは林聖男(イム・ソンナム)外交部第1次官と徐柱錫(ソ・ジュソク)国防部次官が、米国からはシャノン国務次官と国防総省の次官補が出席し、米国の「核の傘」提供を含む拡大抑止の円滑な運用について協議する予定だ。
国防部は「この会議は2017年6月の韓米首脳会談でEDSCG定例化に合意し、同年10月28日の第49回韓米例年安保協議(SCM)でEDSCGの早期開催で合意したことにより開かれるもので、今回の会議では拡大抑止を含む包括的な対北抑止の方策について議論する予定」と説明した。
外交部は「北の核問題の外交的・平和的解決を後押しできる包括的な対北抑止の方策について議論する予定」と説明した。
拡大抑止は、同盟国が敵国から核攻撃の脅威を受けた場合、米国が核兵器による「核の傘」やミサイル防衛、通常兵器を動員して米本土と同水準の抑止力を提供し、同盟国を守ること。
韓米は2016年10月の外交・国防閣僚会議(2プラス2)で拡大抑止の効果的な運用を議論する協議体としてEDSCGの新設に合意。同じ年の12月に会議を開催した。
また外交部によると林氏は16日から20日までの訪米期間中にサリバン国務副長官をはじめとする米政府高官と面談し、南北閣僚級会談の結果や北朝鮮核問題などについて意見交換する予定という。
またニューヨークで国連のグテレス事務総長を表敬するほか、前駐日大使のキャロライン・ケネディ氏やダニエル・ラッセル元東アジア・太平洋担当国務次官補らと面会する予定だ。
yugiri@yna.co.kr