平昌パラでも南北が朝鮮半島旗で合同入場へ IPCが決定
【ソウル聯合ニュース】3月9日に開幕する平昌冬季パラリンピックの開会式で韓国と北朝鮮が合同入場し、朝鮮半島旗を使用する見通しとなった。実現すればパラリンピック史上、初めてとなる。
国際パラリンピック委員会(IPC)は26~28日、ドイツ・ボンで開かれた理事会で北朝鮮の平昌パラリンピック参加を承認し、開会式での南北合同入場や朝鮮半島旗使用を認めた。
ただ具体的な内容は今後、南北が実務協議を経て確定する見通しだ。
IPC関係者は29日、「IPCは理事会を通じ、北朝鮮選手2人、役員6人の平昌パラリンピック参加を議決した」とし、「開会式の合同入場や朝鮮半島旗の使用などと関連した内容も国際オリンピック委員会(IOC)が下した決定と同一とすることにした」と明らかにした。
これまで南北がパラリンピックで合同入場したことはない。
北朝鮮は今月17日に開かれた南北の実務者協議で、平昌パラリンピックにも参加する意向を表明。21日にはドイツで開かれたパラノルディックスキー世界選手権には選手2人を派遣し、IPCへの選手登録を済ませた。
IPCは2月1日に特別枠の選手を発表する予定で、北朝鮮選手2人も含まれているとみられる。

平昌冬季五輪の開催成功を願い、日本の運送会社社長が韓国と日本の国旗が描かれたトラックで韓国を訪問して3000万ウォン(約310万円)を寄付し、話題を呼んでいる。トラックを運転して来韓したのは、静岡県の運送会社「梅久運輸」の田形昌之社長。大会組織委員会を訪れ、韓国の国旗「太極旗」と日章旗が並んだトラック前で組織委の関係者と記念撮影する田形氏(右)=16日、平昌(聯合ニュース)
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北朝鮮が平昌冬季五輪に合わせ「芸術団」を派遣するのに先立ち、公演会場などを確認するための視察団が21日、来韓した。視察団はソウル駅から高速鉄道(KTX)に乗り、同日午後、五輪会場の一つ、東部・江陵に到着した。江陵駅周辺には多くの市民が集まり、拍手をしたり、視察団の団長を務める玄松月(ヒョン・ソンウォル、中央)三池淵管弦楽団団長の写真をスマートフォンで撮ったりした。玄氏らは同地の文化施設などを視察する予定=21日、江陵(聯合ニュース)
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