婚姻件数が43年ぶり低水準 適齢期の人口減や失業率上昇で=韓国
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2018.03.21 15:59
【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が21日発表した「2017年婚姻・離婚統計」によると、昨年の韓国の婚姻件数は26万4500件で、前年比6.1%(1万7200件)減少した。1974年(25万9600件)以来の低水準。
人口1000人当たりの婚姻件数を示す粗婚姻率は5.2件で、統計を取り始めた1970年以降で最低となった。
1996年に43万件だった婚姻件数は1997年のアジア通貨危機後に40万件を割り込んだ。2012年から減少傾向が続き、2016年には20万件台に落ち込んだ。
統計庁は、30代前半の人口減少や20代後半の失業率上昇、賃貸住宅の賃料上昇を婚姻件数減少の要因に挙げた。
平均初婚年齢は男性が32.9歳、女性が30.2歳で、前年に比べ男性が0.2歳、女性が0.1歳それぞれ上昇した。10年前に比べると男性は1.8歳、女性は2.2歳上がった。
一方、昨年の離婚件数は10万6000件で、前年比1.2%減少した。人口1000人当たりの離婚件数を示す粗離婚率は2.1件で、1997年(2.0件)以来の低水準となった。
熟年離婚の増加が目立った。結婚後20年以上経過した夫婦の離婚件数は3万3100件で2007年(2万5000件)に比べ1.3倍増えた。結婚後30年以上の夫婦の離婚は1万1600件に上り、同1.9倍増加した。
hjc@yna.co.kr