逮捕の李元大統領 検察きょうは取り調べせず
【ソウル聯合ニュース】巨額の収賄や横領などの容疑で逮捕された李明博(イ・ミョンバク)元韓国大統領(76)について、検察の関係者は23日、「きょうは取り調べの計画はない」と述べた。検察は近く拘置所を訪れて李容疑者を取り調べることを検討中とされる。
逮捕状は22日夜遅くに出され、李容疑者は夜中にソウル東部拘置所で入所手続きをするなどし、睡眠をきちんと取れなかったとみられる。検察は李容疑者の年齢も配慮し、23日は取り調べをせず、十分に休ませる必要があると判断したようだ。
検察が拘置所で取り調べを行う場合、今月14日に李容疑者をソウル中央地検で聴取し、逮捕状も執行した同地検の担当者が派遣される可能性が高い。
ただ、李容疑者は逮捕状を発付するかどうかの裁判所の審査には出席せず、検察の捜査を「政治報復」と見なしており、自身に不利に働くこともある検察の取り調べ要求に一切応じない可能性があるという観測も一部で出ている。
現在公判中の前大統領、朴槿恵(パク・クネ)被告の場合は、昨年3月31日に逮捕され、4月4日~12日に5回、拘置所で検察の取り調べを受けた。

大統領在職中(2008~13年)の収賄容疑などでソウル中央地検で21時間にわたる取り調べを受けた李明博(イ・ミョンバク)元大統領が15日早朝、帰宅した。車に乗り込む李氏=15日、ソウル(聯合ニュース)
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韓国のソウル中央地裁は22日、巨額の収賄や横領などの容疑で検察が請求した李明博(イ・ミョンバク)元大統領(76)の逮捕状を発付した。写真は逮捕され、自宅から拘置所に移送される李氏=23日、ソウル(聯合ニュース)
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李明博(イ・ミョンバク)元大統領が大統領在職中(2008~13年)の収賄容疑などの取り調べを受けるため、ソウル中央地検に出頭した。李氏は地検前で「国民の皆さんにご心配をかけ、大変申し訳ない」と話した。また、「元大統領として言いたいことは多いが、控えるべきだと自ら誓った。ただ、(このようなことが)歴史で今回が最後になることを望む」と強調した。頭を下げる李氏=14日、ソウル(聯合ニュース)
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李明博(イ・ミョンバク)元大統領が大統領在職中(2008~13年)の収賄容疑などの取り調べを受けるため、ソウル中央地検に出頭した。李氏は地検前で「国民の皆さんにご心配をかけ、大変申し訳ない」と話した。また、「元大統領として言いたいことは多いが、控えるべきだと自ら誓った。ただ、(このようなことが)歴史で今回が最後になることを望む」と強調した。発表文を読み上げる李氏=14日、ソウル(聯合ニュース)
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mgk1202@yna.co.kr