李明博元大統領の逮捕で警護も中止 年金は継続支給
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2018.03.23 17:27
【ソウル聯合ニュース】韓国の李明博(イ・ミョンバク)元大統領(76)が収賄や横領などの容疑で逮捕されたことを受け、李容疑者に対する警護も中止されるようだ。青瓦台(大統領府)警護部署の関係者は23日、聯合ニュースの取材に、「警護支援人員が引きあげた」と伝えた。
関連法に基づき、国は大統領経験者とその配偶者に必要な期間の警護・警備を提供することができるが、身柄が拘束され収監されたことでそうした礼遇の必要がなくなった。李容疑者の夫人に対する警護と自宅の警備は続けられる。
一方、大統領経験者に対する礼遇の一つである年金は今後も支給される。在職中に弾劾の決定を受けて退任した場合や禁固以上の刑が確定した場合、韓国国籍を喪失した場合などに限り年金支給が停止されるが、李容疑者はこれらに当てはまらない。
警護支援を受けられなくなった李容疑者は、今後の裁判で禁固以上の刑が確定すれば大統領経験者への礼遇の全てを失うことになる。
ただ、大統領経験者は退任後、最長20年の警護を受けられることになっており、李容疑者が収監生活を終えれば警護は再開される。
収賄罪などで公判中の朴槿恵(パク・クネ)前大統領の場合、在任中の昨年3月10日に憲法裁判所の弾劾決定により失職し、警護・警備を除く礼遇を剥奪された。同月31日に逮捕されると警護も中止され、朴被告は大統領経験者への礼遇を全て失った状態だ。
tnak51@yna.co.kr