韓国外交部「北の動向注視」 軽水炉巡る動きで
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2018.03.29 17:24
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の魯圭悳(ノ・ギュドク)報道官は29日の定例会見で、北朝鮮・寧辺にある核施設の軽水炉を巡る動きについて「関連動向を鋭意注視している」と述べた。
米紙ニューヨーク・タイムズなどは、寧辺の核施設で実験用軽水炉の試験運転が始まった兆候があると、軍事情報誌「ジェーンズ・インテリジェンス・レビュー」を引用し報じていた。
また、魯氏は「政府は南北、北米(米朝)首脳会談の成功を通じ実質的な非核化の進展と朝鮮半島の平和定着の里程標を立てることができるよう積極的に努力する」と述べた。
魯氏は、先の中朝首脳会談を機に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が「韓米が平和実現に向けた段階的・同時的措置を取れば朝鮮半島非核化問題は解決できる」との考えを示したことをどのように解釈しているかと尋ねられ、「具体的な意味についてはさらに分析が必要だ」と答えた。
その上で、「金委員長が習近平国家主席との会談で、韓国特使が訪朝したときにも表明した朝鮮半島非核化や南北・北米首脳会談開催に対する意志を明確にしたことは意味がある」との見方を示した。
hjc@yna.co.kr