李元大統領の勾留期限延長 4月初旬にも起訴
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2018.03.30 09:53
【ソウル聯合ニュース】約110億ウォン(約11億円)に上る収賄などの容疑で逮捕された韓国元大統領の李明博(イ・ミョンバク)容疑者に対し、検察が来月10日まで身柄を拘束した状態で取り調べを行うことになった。
ソウル中央地検の捜査チームは30日、裁判所から李容疑者の勾留期限を今月31日から4月10日まで10日間延長する許可を29日に受けたと明らかにした。
李元大統領が起訴される時期も、来月10日の直前になる見通しだ。
刑事訴訟法は容疑者の勾留期限を最大10日と定めているが、捜査を続けるのに相当な理由があると裁判所が認めた場合には10日を越えない限度で勾留期限を1回延長できるとしている。
検察関係者は「李容疑者の容疑が膨大なので起訴するまで時間が足りず、勾留期限の延長が必要だ」と述べた。
この関係者は「容疑者本人を取り調べるためにだけ拘束しての捜査が必要なわけではない」とし、「証拠収集など必要な捜査を粛々と進めている」と説明した。
裁判所が追加捜査の必要性を認めて勾留期限を延長したことにより、検察はこれまで李容疑者が拒否してきた拘置所内での取り調べを再び試みるとみられる。
ただ、李容疑者は引き続き取り調べに応じない立場を示しており、拘置所での取り調べが実現するかは未知数だ。
ynhrm@yna.co.kr