ヨンピルさんら韓国芸術団 平壌に向け出発=13年ぶりの公演へ
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮で公演する予定の韓国芸術団やテコンドー演武団などは31日午前、チャーター便で平壌に向け出発した。
文化体育観光部の都鍾煥(ト・ジョンファン)長官率いる今回の訪朝団は歌手のチョー・ヨンピルさんやガールズグループのRed Velvet(レッドベルベット)のほか、公演スタッフ、テコンドー演武団、報道陣、政府関係者など約120人からなる。公演会場で舞台の設営などを行う技術スタッフら約70人の先発隊は29日に現地入りしている。
平壌で韓国アーティストによる公演が行われるのは2005年のチョーさんの単独コンサート以来13年ぶり。
都長官は出発前、「13年ぶりに開かれる平壌公演が成功裏に行われるベストを尽くす」と述べた。
芸術団は4月1日に東平壌大劇場で単独公演を、同3日に柳京鄭周永体育館で北朝鮮の歌手、演奏者との合同公演を行う。
チョーさんやレッドベルベットのほか、チェ・ジニさん、イ・ソニさん、ユン・ドヒョンさん、ペク・チヨンさん、ALi(アリ)さん、ジョンインさん、カン・サネさん、少女時代のソヒョンさん、ピアニストのキム・グァンミンさんの11組が出演する。
公演の司会はソヒョンさんが務める予定だ。ソヒョンさんは先月11日にソウル・国立劇場で行われた北朝鮮・三池淵管弦楽団の公演のフィナーレで、北朝鮮の歌手と共演した。
テコンドー演武団は4月1日に単独公演を、翌2日に北朝鮮演武団との合同公演を行う。
一行は合同公演終了後の3日夜に平壌・順安空港から帰国の途に就く。
今回の公演は文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使団が5~6日に訪朝した際に北朝鮮と合意したもの。4月27日に予定された南北首脳会談の事前行事であり、2月の平昌冬季五輪に合わせた北朝鮮芸術団の韓国公演に対する答礼も兼ねる。
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