南北テコンドー演武団 平壌で初の合同公演
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2018.04.02 21:34
【平壌(共同取材団)聯合ニュース】韓国と北朝鮮のテコンドー演武団による合同公演が2日午後、平壌の平壌大劇場で行われた。韓国テコンドー演武団は1日にも単独で平壌公演を行った。韓国テコンドー演武団の平壌公演は約16年ぶりで、合同公演は初めて。
公演は韓国の演武団が25分、北朝鮮の演武団が30分、南北合同の演武が5分と計1時間にわたって行われた。軽快で素早い韓国の演武と力強い北朝鮮の演武に、約1200席の会場を埋めた観客からため息がもれた。最後に南北の約30人が「プムセ」と呼ばれる型を披露した後、手を振ってあいさつすると、客席は総立ちとなり惜しみない拍手を送った。
北朝鮮の崔輝(チェ・フィ)国家体育指導委員長や政府高官、韓国のの都鍾煥(ト・ジョンファン)文化体育観光部長官らも鑑賞した。
南北ともに国技のテコンドーは分断後の約70年間、韓国主導の世界テコンドー連盟(WT)と北朝鮮主導の国際テコンドー連盟(ITF)に分かれてそれぞれ独自に発展してきた。
公演を観覧した韓国の観客は「南側の公演は多彩でストーリーがあるミュージカルを思わせる一方、北側は写実的で実戦の武芸に近く、悲壮な美しさを感じた」と感想を語った。
ikasumi@yna.co.kr