北朝鮮高官「思い通じれば道は開ける」
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2018.04.04 10:44
【平壌(共同取材団)、ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長が3日、平壌で公演を行った韓国芸術団のために歓送夕食会を主催した。
金氏は夕食会の冒頭、「人情が伝われば思いが通じ、思いが通じれば道は開かれる。今回のように北と南の芸術家が歌の旋律に深い同胞愛をのせながら互いに力を合わせれば、全同胞に豊かで立派な実りをもたらすことになるだろう」と述べた。
韓国芸術団に対しては、公演を通じ南北間の芸術分野の交流と協力、関係改善に大きく寄与したと謝意を表明した。
韓国の都鍾煥(ト・ジョンファン)文化体育観光部長官は「4月27日に開かれる歴史的な南北首脳会談を控え、その平和の扉を南北の文化人とスポーツ関係者が開け始めた。今回は13年ぶりに(北朝鮮で)公演を行ったが、十数年に一度ずつ会うようなことが繰り返されてはならない」と強調した。
また、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が提案した秋の南北合同公演をソウルで開催することに前向きな姿勢を示した。
韓国芸術団と共に訪朝したテコンドー演武団のための夕食会も3日別途に開かれた。
芸術団と演武団は4日未明、韓国に戻った。
hjc@yna.co.kr