南北首脳会談 「議題にとらわれない虚心坦懐な対話準備」=韓国外相
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2018.04.04 15:02
【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は4日、北朝鮮と27日に開く南北首脳会談と関連し、「非核化、南北関係、(朝鮮半島の)平和定着という大きな主題はあるだろうが、議題にとらわれない虚心坦懐(たんかい)な対話が行われるよう準備することで一致している」と述べ、融通性を持って議題を設定する方向であることを明らかにした。韓国記者団との会見で語った。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が韓国大統領の特使らに示した「非核化の意思」について、康氏は「何を意味するのかは北との対話を通じて、(会談の)準備過程を通じてもう少し把握できるだろう」と述べた。
また、北朝鮮の「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」に向けた韓米のロードマップ(行程表)を問われると、「北の完全な非核化は国際社会の共通の目標」とする一方、「達成までの期間やタイムテーブルを巡っては韓米などの緊密な協力と協議が必要だ」と述べた。
康氏は、朝鮮半島問題の平和的解決を韓国が主導する過程で、外交部は周辺国と緊密な協力と対話を維持しているとし、「米国とはあらゆる段階別に各級で緊密に意思疎通しており、日本、中国とは5月中の韓日中首脳会談開催を通じて域内平和に向けた協力の勢いを拡大するため連携している」と紹介した。
対日関係については、旧日本軍の慰安婦問題などの歴史問題はそれとして管理するものの、韓日間には協力すべき重大な問題が多いと指摘。来週予定されている日本の河野太郎外相との外相会談に関し、「(歴史問題と他の協力できる分野を切り離す)ツートラック路線の下でさまざまな議題を扱えるものと期待している」と述べた。
tnak51@yna.co.kr