金正恩氏の正式呼称は「国務委員長」=韓国政府
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2018.04.05 13:08
【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部当局者は5日、記者団に対し、韓国政府が使う北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の正式呼称は「国務委員長」と述べた。
青瓦台(大統領府)の高官も同日、南北首脳会談を控えている金委員長の正式呼称について、「国務委員長だ。これまで『金正恩国務委員長』を使ってきた」と説明した。
金委員長は朝鮮労働党委員長や国務委員長など複数の肩書きを持っているが、韓国メディアでは朝鮮労働党が最高機関であることを踏まえ、「労働党委員長」を使っている。
だが、平昌冬季五輪に合わせて2月に訪韓した金委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長が文在寅(ムン・ジェイン)大統領と面会した際、「国務委員長の特命を受けて来た」と述べてから、韓国政府は金委員長の呼称を「国務委員長」に統一している。
同当局者は南北首脳会談以外の通常の状況でも国務委員長が正式呼称かどうかに関して、「そうだ」とした。その上で、「(北朝鮮とは)国と国の関係ではないが、特殊な関係のため、わが大統領の格に合う北の呼称を使う。2000年と07年の会談でもそうだった」と説明した。韓国政府は00年と07年の南北首脳会談の際も金正日(キム・ジョンイル)氏について「労働党総書記」ではなく、「国防委員長」の呼称を使った。
kimchiboxs@yna.co.kr