北朝鮮拘束の国民6人 「関係進展で解決できるよう努力」=韓国
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2018.04.06 11:58
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の白泰鉉(ペク・テヒョン)報道官は6日の定例会見で、北朝鮮に拘束されている韓国人6人の送還問題について、「南北対話などによって、こうした人道的な事案が南北関係進展の過程で解決できるよう積極的に努力していく」と述べた。
同問題が27日の南北首脳会談で取り上げられるかどうかに関しては、「議題については非核化や平和定着、南北関係の発展と包括的に表明したことで理解してもらいたい」と述べるにとどめた。
統一部によると、北朝鮮には韓国人6人が拘束されており、うち3人は中朝国境地域で宣教活動中に拘束された。
北朝鮮は2013年10月に逮捕した宣教師のキム・ジョンウク氏に対し、韓国の情報機関・国家情報院と内通したとして国家転覆陰謀罪などで無期懲役を言い渡し、抑留している。また、宣教師のキム・グクキ氏(14年10月拘束)とチェ・チュンギル氏(同年12月拘束)も無期懲役刑を受けた。
16年7月、平壌で行われた記者会見で拘束されていることが明らかになったコ・ヒョンチョル氏ら3人は北朝鮮脱出住民(脱北者)だ。
北朝鮮は6人に対する領事接見や家族面会などの要求に応じてこなかった。
一方、白報道官は中朝首脳会談後、中国当局による脱北者の強制送還が増えているとの報道については、「政府はいかなる場合も脱北者が本人の意思に反して強制送還されないよう関連国に要請するなど、外交努力を傾けている」と述べた。
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