韓日共同宣言20年機に関係発展へ 両国外相が高官協議発足で合意
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2018.04.11 15:45
【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と日本の河野太郎外相は11日にソウルで開いた外相会談で、今年10月の「韓日共同宣言」20周年を機に両国関係の発展に向けた青写真を描くことで一致し、これを話し合う局長級協議の発足で合意した。外交部当局者が伝えた。
韓日共同宣言は1998年10月に東京で首脳会談した当時の金大中(キム・デジュン)大統領と小渕恵三首相が発表した。両国が過去を直視し、相互理解と信頼に基づいた関係を発展させていくことが重要であることに両首脳が意見の一致をみたという内容が柱だ。
小渕氏が、植民地支配により韓国国民に多大の損害と苦痛を与えたという歴史的事実を謙虚に受けとめ、痛切な反省と心からのおわびを述べたとも記されている。また金氏が、両国が過去の不幸な歴史を乗り越えて和解と善隣友好協力に基づいた未来志向的な関係を発展させるため互いに努力することが時代の要請である旨を表明したともある。
この日、メディアに公開された韓日外相会談の冒頭発言で、康氏は韓日共同宣言20周年という節目を「未来志向の両国関係発展に活用する具体策を模索したい」と語った。一方の河野氏も「両国関係を未来志向で進める年になるよう努力する」と述べた。
tnak51@yna.co.kr