徴用工像設置妨害するな 市民団体抗議で植木鉢撤去へ=韓国・釜山
記事一覧
2018.04.24 15:42
【釜山聯合ニュース】韓国の市民団体が日本による植民地時代に朝鮮半島から強制徴用された労働者を象徴する像を建てると予告した釜山市の日本総領事館前に植木鉢を設置し、強い抗議を受けた同市東区が24日、植木鉢の撤去を決めた。
東区は同日午前、抗議に訪れた市民団体「積弊(積み重なった弊害)清算・社会大改革釜山運動本部」の労働者像建立特別委員会のメンバーに対し、植木鉢を撤去する方針を示した。
植木鉢は20日に設置された。同委員会はメーデー(5月1日)に合わせ、総領事館前に建てられている旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像のそばに労働者像を設置する計画を明らかにしている。
東区を訪れた同委員会のメンバーは「通行を邪魔するとして少女像も撤去したことがあるのに、その場所になぜ植木鉢を設置したのか理解できない」として、「労働者像の設置を妨害する目的」と抗議。東区関係者は「少女像周辺の環境改善事業のため、植木鉢を設置した」と説明し、「労働者像の設置を妨害する意図ではなかった。誤解の余地があれば撤去する」と述べた。
一方、同委員会は総領事館前に像の模型を設置するパフォーマンスを行った。
kimchiboxs@yna.co.kr