板門店宣言に期待感　「履行可能性、非常に高い」＝韓国統一相

【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の趙明均（チョ・ミョンギュン）長官は２日、同部の南北会談本部で開かれた記者懇談会で、南北首脳会談で合意した「板門店宣言」に関し「最も大きな特徴は、過去の合意よりもきちんと履行される可能性が非常に高いと評価できる（ことだ）」と述べた。　

　趙長官は南北首脳会談と今後開かれる米朝首脳会談は、関連国のリーダーシップにおいて過去とは異なるとし、「これを逃せば再びこのような機会を迎えられるだろうかという考えを持っている」と語った。

　また南北関係の発展と朝鮮半島非核化の流れを定着させていくとの意向を改めて示し、米朝首脳会談の重要性を指摘した。

　趙長官は国際社会との協力も強調し、「今後非核化の進展に合わせて推進される南北経済協力においても、新経済構想の実現においても、南北間ではなく国際社会とともに朝鮮半島を繁栄させていくことが特徴だ」と述べた。

　板門店宣言の後続措置については迅速な履行に万全を期すとしながら、南北首脳会談準備委員会を履行推進委員会に改編して政府レベルで準備していくと説明。合意事項については▼すぐに履行できる事案▼北朝鮮との協議を経て履行する事案▼非核化の進展に従って履行する事案――に分けて履行するとした。

ynhrm@yna.co.kr