韓中首脳 終戦宣言・平和協定へ緊密協力確認=電話会談
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2018.05.04 20:45
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は4日、中国の習近平国家主席と電話会談し、南北首脳会談の「板門店宣言」に目標を明記した朝鮮戦争の終戦宣言や休戦協定の平和協定への転換に向け、韓中両国が緊密に意思疎通し、積極的に協力していくことで一致した。青瓦台(大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が伝えた。
電話会談は午後5時から約35分間行われた。
文大統領は「南北首脳会談の成功は習主席の全面的な支持と声援のおかげ」とし、特に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が3月下旬に訪中した時だけでなく、様々な機会に北朝鮮の非核化をけん引し、南北首脳会談の開催に支持の立場を表明してくれたことが大きい力になったと謝意を伝えた。
また「北米(米朝)首脳会談など朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和定着を成し遂げる過程で習主席の持続的な関心と支援が必要だ」と強調した。
これに対し習主席は南北首脳会談の成功と板門店宣言の発表を祝い、「このような成果に至るまで朝鮮半島情勢の肯定的な変化を導く上で、文大統領の役割が絶対的だった」と評価した。
また、金正恩委員長が中国の王毅国務委員兼外相との会談で、南北関係改善への積極的な意思や豊渓里の核実験場閉鎖など非核化の意思を改めて明らかにしたと説明。「金委員長が終戦宣言を通じ、朝鮮半島の敵対的な歴史を終わらせようとする意思も強く示した」と伝えた。
さらに習主席は朝鮮半島の非核化のためには米朝首脳会談の成否が鍵になるため、韓中両国が今後緊密に意思疎通し、連携を維持・強化していくことを呼びかけた。
yugiri@yna.co.kr