韓国管轄空域を通過する第三国行き航路 北朝鮮が開設推進
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2018.05.08 17:08
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が、韓国側の管轄空域を通過して第三国を行き来する国際航路の開設を推進していることが分かった。
韓国外交部の魯圭悳(ノ・ギュドク)報道官は8日の定例会見で、北朝鮮が先ごろ平壌の飛行情報区(FIR)と韓国・仁川のFIRをつなぐ第三国との国際航路開設を国連専門機関の国際民間航空機関(ICAO)に提案したと明らかにした。「北がICAOに提案した航路開設問題は国土交通部を中心に検討がなされている」と伝えた。
FIRはICAOが各加盟国に割り当てた空域で、各国はその空域内を通行する航空機に飛行情報を提供し、緊急時の捜索救難活動を行う。
北朝鮮が仁川のFIRを通過する第三国行きの国際航路開設に動いているのは、米朝首脳会談後に他国との交流が活性化する場合に備え、第三国を往来する最短距離の航路をあらかじめ確保する狙いがあるようだ。
tnak51@yna.co.kr