「韓流白書」発刊 四半世紀の歴史を1冊に
【ソウル聯合ニュース】韓国文化体育観光部と韓国国際文化交流振興院は8日、世界に広がる韓流の約25年の歴史をまとめた「2017韓流白書」を発刊したと明らかにした。
白書は、韓流の創成期である1993年から現在までの韓流文化コンテンツの分野別の状況を年代ごとに整理したもので、およそ四半世紀にわたる韓流の歴史が一目で把握できる。
韓流の中核コンテンツである放送(ドラマ・バラエティー番組)、音楽、映画を中心に、毎年海外で話題になった作品と成果指標を写真と共に掲載し、韓流の変化と成長を時間順に考察した。
韓流の出発点であり、中心となった放送・映画・音楽・公演・ゲーム・漫画の大衆文化コンテンツとファッション・ビューティー・飲食・観光の消費財・サービス産業からなる10大韓流産業に対する多角的な分析も掲載している。
このほか16カ国・地域の7800人を対象に実施した「2018海外韓流実態調査」を通じて、「韓国と言えば思い浮かぶイメージ」「最も人気のある韓流コンテンツ」「韓流コンテンツに対する否定的認識と原因」などを分かりやすく説明した。
昨年、米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備に反発した中国の「禁韓令」により苦戦した韓流産業が今年どこまで回復できるか、18年の韓流に対する展望も盛り込んだ。
白書は08年の「韓流叢書(そうしょ)」から始まり、13~15年には「韓流白書」、16年には「韓流メーカーズ」、17年に再び「韓流白書」として毎年発刊されている。
今回発刊された白書は、韓国国際文化交流振興院のホームページ(kofice.or.kr)から無料でダウンロードできるほか、大手書店・教保文庫の政府刊行物コーナーでも購入できる。
ynhrm@yna.co.kr