南北首脳近くホットラインで初通話か 米朝会談日程決定受け
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2018.05.11 08:55
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の高官は11日、南北首脳間に設置されたホットライン(直通電話)を使った文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の初通話について、「近く行われるだろう」と述べた。米朝首脳会談の日付と開催地が決まったことを受け、ホットラインでの通話がいつになるのかと記者団に問われ、このように答えた。青瓦台はこれまで、「ホットラインでの通話は米朝首脳会談の日程発表後になる可能性がある。金委員長と話す材料が生じることになるためだ」と説明していた。ただ、この高官は通話が具体的にいつになるかは分からないとした。
米朝首脳会談は6月12日にシンガポールで開かれる。韓国政府がいつ開催地を知ったかとの問いに、この高官自身は昨日、トランプ米大統領のツイッターを見て知ったと答えた。一方、文大統領とトランプ大統領は4月28日に電話会談した際に、シンガポールを有力な開催地として話し合っていたと説明した。
南北軍事境界線がある板門店が開催地にならなかったことに関し、同高官は韓国の立場として分断の象徴である板門店が良いと考えていたとしながら、「北と米国が立場を決めたことであり、尊重する」と述べた。
今後開催されることになる韓国と北朝鮮、米国による首脳会談については、「板門店で米朝首脳会談をしていれば自然に南北と米の首脳会談までつながるが、シンガポールで米朝首脳会談を行えば、その場で南・北・米の会談をするのは容易でなさそうだ」と答えた。
この高官は「われわれは南・北・米の首脳会談が早期に開かれることを希望する」と述べた。
mgk1202@yna.co.kr