韓米外相が会談 朝鮮半島非核化の目標再確認
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2018.05.12 10:52
【ワシントン聯合ニュース】訪米中の康京和(カン・ギョンファ)韓国外交部長官は11日午後(日本時間12日朝)、ポンペオ米国務長官と国務省で会談した。両外相は北朝鮮の「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化」(CVID)が韓米共通の目標であることを改めて確認した。
康氏は会談終了後の共同記者会見で、「われわれの目標がCVIDであることを再確認した」としながら、「われわれは朝米(米朝)首脳会談で非核化に向けたより具体的な措置が講じられることを望んでおり、(対北朝鮮)制裁緩和については取り上げていない」と述べた。
両外相は、今年で65年となる韓米同盟が朝鮮半島の平和と安定のために役割を果たしてきたと評価した。
康氏は「米軍の韓国駐留が韓米同盟の最優先事案であることを強調したい」と述べ、米紙が最近報じた在韓米軍削減説を一蹴した。会談では、在韓米軍のような韓米同盟に関する問題は北朝鮮との協議で扱うものではないことを確認し、在韓米軍削減についての協議は行われなかったと説明した。
22日に開かれる韓米首脳会談を控え、朝米首脳会談の議題について事前調整があったかとの質問には「ここまで来るのにトランプ大統領と文在寅(ムン・ジェイン)大統領の緊密な意思疎通と信頼関係が緊要だった。両首脳が調整と意見交換を行うことが会談を準備する上で重要だ」と答えた。

訪米中の康京和(カン・ギョンファ)韓国外交部長官は11日(現地時間)、ポンペオ米国務長官と国務省で会談した。会談終了後、共同記者会見を行う両外相=11日、ワシントン(AFP=聯合ニュース)
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hjc@yna.co.kr