加熱式たばこのシェア拡大 増税や警告表示など規制強化へ=韓国
記事一覧
2018.05.14 15:24
【ソウル聯合ニュース】昨年5月に韓国でフィリップ・モリスの「アイコス」など加熱式たばこの販売が始まってから、市場でのシェアが拡大しており、保健当局などが影響を注視している。
保健福祉部や企画財政部が14日までに公開した資料によると、加熱式たばこの韓国におけるシェアは出荷量を基準とし、2017年7月の3%から、今年2月には8.6%に上昇した。
昨年5月28日にアイコスが韓国で発売され爆発的な人気を呼ぶと、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)コリアは昨年8月13日に「glo(グロー)」を、韓国たばこ最大手KT&Gは「lil(リル)」を同年11月20日に発売し、加熱式たばこ市場に参入した。
韓国では15年1月にたばこの値段を2000ウォン(205円)引き上げたことで喫煙率が下がったが、加熱式たばこの人気により、禁煙対策が失敗したとの指摘も出た。
保健当局と課税当局は加熱式たばこに課せられる税金を引き上げたほか、割引などの販促活動を禁止するなど規制に乗り出した。
さらに保健当局は加熱式たばこにも一般の紙巻たばこと同様に、喫煙による健康被害を強調する写真やイメージの表示を義務付けることを決めた。
保健福祉部は12月23日からたばこのパッケージに表示された健康被害を強調する写真や文章を全面的に入れ替え、加熱式たばこでも警告表示を義務付ける方針だ。
yugiri@yna.co.kr