16日に南北閣僚級会談 板門店宣言の履行巡り協議
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2018.05.15 12:11
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は15日、先の南北首脳会談で発表された「板門店宣言」の履行策を話し合うための南北閣僚級会談を軍事境界線がある板門店の韓国側施設「平和の家」で16日に開くことで北朝鮮と合意したと発表した。
同部によると、北朝鮮側代表団は祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長を団長とし、金潤革(キム・ユンヒョク)鉄道省次官、元吉宇(ウォン・ギルウ)体育省次官、パク・ヨンイル祖国平和統一委員会副委員長、パク・ミョンチョル民族経済協力委員会副委員長の5人で構成される。北朝鮮は随行員や支援要員、記者団などを合わせ計29人を派遣すると通知してきたという。
韓国は趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官を首席代表とする5人程度の代表団を構成する予定だ。
閣僚級会談の開催は先月27日の南北首脳会談以降で初めて。会談では、板門店宣言で5月中に開催するとした軍事的緊張緩和に向けた将官級軍事会談、朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の8月15日の再会行事を議論する赤十字会談を巡り、韓国と北朝鮮が全般的な協議を行う見通しだ。
北朝鮮・開城への南北共同連絡事務所の設置、2000年の6・15南北共同宣言から18周年を記念して行われる共同行事の開催、今夏開催されるアジア大会への共同参加のための体育会談の日程なども話し合われるとみられる。
また、北朝鮮側代表団に鉄道省の次官や民族経済協力委員会の副委員長が含まれていることから、鉄道連結をはじめとする南北の経済協力を巡る協議も行われる見通しだ。
韓国は閣僚級会談の14日開催を提案していたが、北朝鮮が16日の開催を提示し、合意に至った。
tnak51@yna.co.kr