北朝鮮の南北閣僚級会談中止に「遺憾」 早期開催求める=韓国
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2018.05.16 11:10
【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部は16日、北朝鮮が同日に予定されていた南北高官級会談を無期延期すると表明したことについて、「定例の韓米合同空中訓練を理由に会談を一方的に延期したのは4月27日に両首脳が合意した『板門店宣言』の根本精神や趣旨に合わないもので遺憾」とする報道官声明を出した。
声明は「政府は『板門店宣言』を忠実に履行する意志を持っており、北側が朝鮮半島の平和や繁栄のため、早期に会談に応じることを求める」と強調した。
また、「北側が提起している問題を議論するためにも南北の対話が継続的に行わなければらない」と指摘。「『板門店宣言』の履行を通じ、持続可能な南北関係の発展や恒久的な平和定着を実現していくよう、関係機関との緊密な協議を通じて必要な措置を推進していく」と表明した。
北朝鮮は同日午前0時半ごろ、閣僚級会談代表団の団長を務める予定だった李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員会委員長名義で韓国側に通知文を送り、韓米空軍の定例の航空戦闘訓練「マックスサンダー」を理由に会談の無期延期を通告した。
訓練は今月11日に始まった。25日まで実施される予定で、F22をはじめ、韓国空軍の戦闘機F15Kなど約100機の航空機が参加する。
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