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慰安婦被害者65% 現在もPTSD発症=韓国大学調査

記事一覧 2018.05.23 06:00

【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者の大多数が終戦から70年以上が過ぎた今でも心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんでいることが分かった。順天郷大学病院の研究チームが23日、発表した。同研究チームが韓国内に居住する被害者20人を対象に個別面談を実施した結果、明らかになった。

 面談の対象者は2016年時点に生存していた被害者38人のうち、面談が可能な20人が選ばれた。その後、慰安婦被害者の死去が続き、現在の存命者は28人になった。

 研究の結果、対象者の65%に当たる13人が現在もPTSDに苦しんでいることが分かった。また対象者のうち、1度でもPSTDが発症した人の割合を示す有病率は90%に達した。

 研究チームは慰安婦被害者のPTSD有病率が第2次世界大戦の生存者やナチスによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を免れた生存者を上回る深刻なレベルと説明した

 研究チームによると海外で行われた研究で、平均年齢81.8歳の第2次世界大戦の生存者316人の現在のPTSD有病率は1.9%で、ホロコースト生存者170人のPTSD有病率は42.35%(72人)だった。2003年に60歳以上のホロコースト生存者100人を対象に行われた研究でもPTSD有病率は39.0%と報告された。 

 研究チームは「方法と対象が異なるため、単純な比較は難しいが今回の研究で慰安婦被害者のPTSD有病率はほかの被害者より高くなった」とし、「戦争の生存者であり、反復的な性暴力の被害者であることに加え、対象者が被害にあった時期が12~19歳で児童・青少年期であったためとみられる」と説明した。

 特に加害者による反省や謝罪がされていない現実がPTSDに影響を及ぼしたとの見解を示した。加害者による反省と謝罪、加害者に対する適切な処罰はPTSD発症者の治療や克服に多くの影響を及ぼす。 

 研究チームは、繰り返し社会的な問題になっているものの、解決されない状況が続き、被害者にとってはかえってトラウマが反復されている状況と指摘した。また「70年が過ぎた現在も慰安婦被害者の苦痛は続いている」とし、国内の高齢女性のうつ障害や身体障害、社会不安障害など主な障害の有病率を大きく上回っているとみられ、羞恥心などで苦痛を受ける人生を送ったとみられると話した。

yugiri@yna.co.kr

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