徴用工像巡り緊迫 市民団体が自主撤去拒否=韓国・釜山総領事館
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2018.05.23 16:03
【釜山聯合ニュース】日本による植民地時代に朝鮮半島から強制徴用された労働者を象徴する像が釜山の日本総領事館近くの路上に置かれている問題で、路上を管轄する釜山市東区は市民団体に対し23日までに像を撤去するよう求めたが団体は応じていない。同団体は同日午後に大規模な集会を開く予定で、再び緊張が高まっている。
東区関係者は「道路原状回復命令により、像を自主的に撤去しない場合、24日に行政代執行の通告書を送り、1週間後の31日に強制執行する」との方針を示した。
一方、市民団体は23日午後7時、総領事館近くで像の設置を求める市民大会を開催する。像の設置に反対している政府と自治体を糾弾し、総領事館前に設置されている旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像の隣に移動させるよう促す方針だ。
当初、市民団体は総領事館の入り口近くで集会を開催すると届け出をしたが、警察当局は領事館の100メートル以内では集会を開けないとして認めなかった。
集会には韓国労働組合の二大中央組織の一つ、全国民主労働組合総連盟(民主労総)や市民団体などのメンバー約400人が参加する予定だ。
当局は約900人の警察官を投入し、万一の事態に備える方針だ。市民団体が集会後、総領事館方向への行進を実施する場合、警察が阻止するとみられ、双方が衝突する可能性が高い。
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