朝米首脳会談中止 韓国記者団支援の北朝鮮要員も関心示す
【元山(共同取材団)、ソウル聯合ニュース】北朝鮮北東部・豊渓里の核実験場廃棄の式典を取材するため訪朝した韓国記者団をサポートする北朝鮮の関係者らも、トランプ米大統領による朝米(米朝)首脳会談中止の発表に関心を示した。
24日に行われた廃棄式典の取材を終え、25日に東部・元山のホテルに戻った韓国記者団がノートパソコンを立ち上げ、朝米会談中止を伝える記事を読み始めると、北朝鮮の関係者らも集まってきて一緒にモニターをのぞき込んだ。
また、豊渓里から元山に戻る途中、韓国の記者が「朝鮮半島に戦争がなければいい」と言うと、北朝鮮の関係者は朝米会談の中止を念頭に置いてか、「ひとまずホテルに戻ればこの間に起きた状況が分かるだろう」と応じた。
一方、北朝鮮は核実験場廃棄の取材のため招いた韓国を含む5カ国の記者団が携帯電話を使えるようにしていたため、韓国の記者は24日に豊渓里から元山に戻る列車内で国際電話をかけ、豊渓里の坑道が爆破されたことをソウルに伝えることができた。
韓国記者団8人は23日に政府機の直行便で訪朝した。26日午前に帰国の途に就く。

≪韓国など5カ国の記者団が取材≫ 北朝鮮の核兵器研究所は24日、北東部・豊渓里にある核実験場を完全に廃棄する式典を行ったとする声明を出した。 北朝鮮は韓国、米国、中国、ロシア、英国の5カ国の記者団が見守るなか、24日午前11時から午後4時17分ごろまでに同実験場の坑道や観測施設などを爆破した。 (2018年5月25日、聯合ニュース) (END)

韓国の記者団8人が北朝鮮の北東部・豊渓里にある核実験場廃棄の取材のため、元山の葛麻飛行場に到着した。記者団を案内する飛行場の関係者(写真共同取材団)=23日、元山(聯合ニュース)
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北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、北東部の豊渓里にある核実験場を完全に廃棄したと報じた。北朝鮮が取材を受け入れた韓国、米国、中国、ロシア、英国の5カ国の記者団は同日、坑道が爆破される様子を取材した=25日、ソウル(朝鮮中央通信=聯合ニュース)
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北朝鮮は24日、北東部の豊渓里にある核実験場を廃棄した。北朝鮮が取材を受け入れた韓国、米国、中国、ロシア、英国の5カ国の記者団は同日、坑道や施設が爆破される様子を取材した。爆破された関連施設(写真共同取材団)=25日、ソウル(聯合ニュース)
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北朝鮮の朝鮮中央通信は25日、北東部の豊渓里にある核実験場の廃棄が24日に行われたと報じた。「北部核実験場の廃棄方法と順序」と記された案内板を示しながら説明する核兵器研究所の副所長。案内板には坑道と爆破地点、6回目までの核実験が行われた位置などが表示されている=25日、ソウル(朝鮮中央通信=聯合ニュース)
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