朝米首脳会談の実務協議 29日にも板門店で再開

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は27日、青瓦台(大統領府)で記者会見し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)と軍事境界線がある板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で26日に開いた会談の結果を発表した。会見で明るい表情を浮かべる文大統領=27日、ソウル(聯合ニュース)
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【ワシントン聯合ニュース】6月12日の朝米(米朝)首脳会談の議題を調整するため、南北軍事境界線がある板門店で27日に始まった米朝間の実務協議が29日にも再開される見通しだ。争点となる非核化のプロセスを巡り、双方の激しい駆け引きが続くなか、一致点を見いだすことができるか注目される。

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)と会談するため、板門店の北朝鮮側施設「統一閣」を訪れた。金委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長が統一閣に到着した文大統領を出迎えた(青瓦台提供)=26日、ソウル(聯合ニュース)
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韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日、軍事境界線がある板門店で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)と首脳会談を行った。両氏の会談は4月27日以来、2回目となる。会談後、抱擁する文大統領(右)と金委員長(青瓦台提供)=26日、ソウル(聯合ニュース)
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北朝鮮は24日、北東部の豊渓里にある核実験場を廃棄した。北朝鮮が取材を受け入れた韓国、米国、中国、ロシア、英国の5カ国の記者団は同日、坑道や施設が爆破される様子を取材した。爆破された関連施設(写真共同取材団)=25日、ソウル(聯合ニュース)
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≪約1カ月ぶりに再会≫ 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)は26日、軍事境界線がある板門店で会談を行った。 会談は同日午後3時から5時まで、板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で行われた。両首脳の会談は4月27日以来、2度目となる(映像提供:青瓦台)。 (2018年5月27日、聯合ニュース) (END)
朝米問題に詳しい外交消息筋は聯合ニュースの取材に対し、北朝鮮と米国は27日に実務協議の初会合を開いたが、28日には行わなかったと説明。「29日、遅くとも30日には再開されるだろう」と明らかにした。27日と同じく、板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で協議を続ける見通しだ。
28日に協議を行わなかったのは、双方が相手の案を受け内部協議などを通じ本格的な交渉戦略を講じているためとの見方が出ている。交渉に問題があったからではないという。
外交消息筋は「初日は手探りだった。協議が再開されれば本格的な討論が始まる」として、「早期に決着がつけば良いが、協議の期限を定めているわけではないと思う」と述べた。
協議では核廃棄の第1段階として、北朝鮮が保有している核弾頭を国外に搬出する問題など、具体的な非核化の方法を巡る双方の溝を埋められるかが最大の焦点となる。
米代表団はソン・キム元駐韓大使(現フィリピン大使)が代表を務め、国家安全保障会議(NSC)のフッカー朝鮮部長、シュライバー国防次官補、中央情報局(CIA)の「コリア・ミッション・センター(KMC)」の関係者らが含まれているとされる。
kimchiboxs@yna.co.kr