韓国 北朝鮮に閣僚級会談の代表団名簿通知=統一相ら5人
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2018.05.29 16:04
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は29日、南北首脳会談で署名された「板門店宣言」の履行について協議するため、6月1日に開かれる予定の閣僚級会談の代表団名簿を北朝鮮に通知した。
統一部当局者によると、代表団は趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官が首席代表を務め、金正烈(キム・ジョンリョル)国土交通部第2次官、盧泰剛(ノ・テガン)文化体育観光部第2次官、金南中(キム・ナムジュン)統一部統一政策室長、アン・ムンヒョン国務総理室審議官で構成される。柳光守(リュ・グァンス)山林庁次長は「交代代表」として、山林協力を議論する際にアン氏の代わりに会談に出席するという。
国土交通部第2次官が代表団に入り、板門店宣言に盛り込まれた鉄道連結など、南北の経済協力を巡る議論にも注目が集まりそうだ。
北朝鮮は30日にも代表団名簿を通知するとみられる。
板門店宣言には朝鮮半島の「完全な非核化」のほか、高官級会談や将官級軍事会談、朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の再会に向けた赤十字会談の開催などが盛り込まれた。
韓国政府は「今回の会談で板門店宣言を迅速かつ体系的に履行していくための方策を北側と協議する」と説明した。
南北は今月16日に閣僚級会談を開くことで合意していたが、北朝鮮が当日になって、韓米空軍の定例の航空戦闘訓練「マックスサンダー」を理由に会談の無期延期を通告し、中止となった。だが、26日に開かれた2回目の南北首脳会談で6月1日の開催に合意した。
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