朝米会談へ実務協議本格化 韓米外相間「いつでも連絡」=韓国外交部
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2018.05.29 16:53
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の魯圭悳(ノ・ギュドク)報道官は29日の定例会見で、朝米(米朝)首脳会談に向けた北朝鮮と米国の実務協議について「双方の事前調整が本格化したとみられるため、協議の動向を綿密に注視しながら韓国側が寄与できる全ての役割を果たしていく」と述べた。
魯報道官は「ようやく設けられた対話の機会を生かすことで朝米首脳会談を成功裏に開催し、これにより完全な非核化と朝鮮半島の恒久的な平和定着を実現するための歴史的進展を遂げることができるよう、外交部は最大限の外交的力量を集中させていく計画だ」と強調した。
また、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が朝米首脳会談を取りやめるとしたトランプ米大統領の書簡が公開された直後にポンペオ米国務長官と電話会談を行ったと紹介。26日と27日にも朝米首脳会談を陣頭指揮するポンペオ長官と電話会談を複数回行い、南北首脳会談の結果を説明して朝米首脳会談の推進状況を随時点検したと伝えた。両長官は今後も必要な場合にいつでも直接連絡を取ることを決めたという。
魯報道官はこのほか、韓国政府が中国、日本、ロシアなどの周辺国に対し26日の南北首脳会談の結果を説明し、朝米首脳会談の開催成功のための協力策に関して協議したと説明。北朝鮮核問題を巡る6カ国協議の韓国首席代表を務める李度勲(イ・ドフン)外交部朝鮮半島平和交渉本部長が28~29日に米国、中国、日本、ロシアの各駐韓大使に南北首脳会談の結果を詳しく説明し、朝米首脳会談の再開と完全な非核化の推進策について緊密に協議したと伝えた。
ynhrm@yna.co.kr