板門店で北と実務協議の米代表団 韓国滞在を延長
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2018.05.31 11:28
【ソウル聯合ニュース】6月に予定された朝米(米朝)首脳会談の議題などを話し合うため、韓国に滞在しながら軍事境界線がある板門店で北朝鮮との実務協議を進めてきたソン・キム駐フィリピン大使(元駐韓大使)ら米代表団が、韓国滞在を延長した。朝米の高官が30日(米東部時間)、米ニューヨークで協議を開始したことから、その進行状況に応じ、北朝鮮の非核化や体制保証など首脳会談の議題について北朝鮮とさらに調整する構えとみられる。
米CNNテレビは30日(現地時間)、朝米関係に詳しい消息筋の話として、板門店で協議にあたっている米代表団が韓国滞在を「少なくとも、もう1日」延ばすと報じた。
米代表団はキム氏が率い、国家安全保障会議(NSC)のフッカー朝鮮部長、シュライバー国防次官補らが参加。27日(日本時間)から板門店で崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官ら北朝鮮側と会い、朝米首脳会談の主要議題を調整してきたとされる。
この実務協議は30日の2回目の協議で終了し、31日(米東部時間30日)からはポンペオ米国務長官と北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長がバトンを受け取り、協議を続けると予想されていた。
だが、キム氏ら米代表団が韓国滞在を延長したとなれば、「首脳会談の議題の交渉でまだ調整すべき部分が残っていることを示す」(外交筋)といえそうだ。
mgk1202@yna.co.kr